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議会通信vol.19 まいベビサポートクーポン事業

議会通信vol.19 まいベビサポートクーポン事業

2025年02月20日 10:54

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12月の定例議会で、「まいベビサポートクーポン事業」について質問しました。この事業が抱える問題点や、これからどう良くしていくのかについて質問をしました

「孤立しない出産・子育てのために」

米原市で行っている「まいベビサポートクーポン事業」の状況や課題についてお知らせします。クーポンは、誰かいつ何に使ったかわかるので、米原市で産前・出産・産後をすごされる方が必要とする独自の支援がみえてくるかもしれません。

◆「まいベビサポートクーポン」ってどんなもの?

みなさんは「まいベビサポートクーポン」を知っていますか?これは、米原市で赤ちゃんが生まれるご家庭などを応援するためのクーポンです。去年の6月から始まり、妊娠したお母さんや、赤ちゃんを育てるご家族が使える1万円分のクーポンが配られています。助産師さん(出産の専門家)がいる施設で相談したり、パパママ教室に参加したり、産後ケア(赤ちゃんやお母さんのケア)に使え、孤立することなく安心して出産・子育てができるように実施しています。

◆どうしてクーポンを使う人が少ないの?

でも、このクーポンをもらった396人のうち、実際に使ったのは51人だけ。なぜこんなに少ないのでしょう?

理由として、

• 「クーポンの使い方がよく分からない」

• 「サービスが、自分の希望に合っていない」

ということが考えられています。

また、利用期間が終わった67人の中では、53人が一度も使わなかったということが分かりました。

◆どんなサービスが人気なの?

実際にクーポンを使った人たちは、次のようなサービスを選んでいました:

• 助産師さんへの相談(52.1%): 妊娠や子育ての悩みなどを話すため。

• 他の家族との交流(29.4%): 他の子育て家庭とおしゃべりや情報交換をする場。

• パパママ教室(13.3%): 赤ちゃんを迎える準備をする教室。

• 産後ケア(5.4%): 出産後のお母さんや赤ちゃんをサポート。

◆クーポンをもっと使いやすくするには?

クーポンの利用を増やすために、米原市では次のことを考えています:

1. クーポンの使い方をもっと分かりやすく紹介すること。

2. 助産施設や利用者の意見を取り入れて、サービス内容を見直すこと。

3. 利用者のデータを集めて、より役立つ支援を考えること。

たとえば、利用者の多くが「まずは専門家に相談したい」と思っていることが分かってきたので、相談サービスを助産施設の意見も取り入れながら柔軟に対応していきます。

◆「安心して出産・子育てができるまち」へ

クーポンは、赤ちゃんが1歳になるまで使えます。でも、まだまだ利用していない人が多い現状を変える必要があります。これからも市は、赤ちゃんを迎える家庭が安心して暮らせるように、安心してサービスを利用できるような体制づくりを進めるなど、改善していきます。

◆ わかりにくい言葉の説明

1.助産施設:妊婦さんや出産後のお母さんに、助産師さん(妊娠や出産のプロ)がケアをしてくれる場所です。

2.産後ケア:出産したお母さんの体調や気持ちを助けたり、赤ちゃんのケアを手伝ってくれるサービスです。